ふくよかな女性はチャーミング!(ネタバレあり)
どうして女の人って、ムリに痩せたがるんでしょうかね?不要なダイエットをしたがる人が多すぎるように思います。「ふくよか」や「ぽっちゃり」は女性の大きな魅力のひとつですよ。タレントの渡辺直美さんの人気からもわかります。ふくよかさは隠さずに、むしろ前面に出したほうが、キラキラと輝けるのですよ。

『ヘアスプレー』のヒロインのママ(ジョン・トラボルタが女装)は、ふくよかな外見を気にして10年近く家に引きこもっていました。夫からもう愛されてないのではと心配して(新婚の時はスレンダー)、地味なヘアスタイルで地味な服ばかりを着ていました。けれども、娘トレーシーに励まされて、ヘアスタイルを変えて、華やかなドレスに身をつつむと、ふくよかな自分に自信が持てるようになります。

変身したママの歌に出てくる女優の名前が「ジーナ・ロロブリジダ」です。グラマーでセクシーなイタリアの女優さんですね。イタリアでは、スリムな女性より、このようにグラマラスな女性が伝統的に人気があります。ダヴィンチの絵の、天下の美女<モナリザ>さんも、ふくよか系ですよね。

ロロブリジダさんは、こちらのサーカスの映画『空中ブランコ』(1956年 アメリカ)では華やかな恋愛ドラマを演じています。みごとな美貌と、ゴージャスなプロポーションです。ジョン・トラボルタは、ふくよかなママの役を、ロロブリジダみたいなセクシーなムードで演じたかったそうです…。
せっかく変身したママですが、まだパパ(クリストファー・ウォーケン)から愛されてないのではと不安になります…。けれども、やがて誤解はとけます。パパはママが大好きだし、クイーンサイズの女性だけが好みのタイプだったのです。スリムでハンサムなウォーケンは、このやさしくて個性的なパパ(ユーモア商品のショップを経営。笑)の役が妙にハマっています。いつもは端正な顔にあう、シリアスで影がある役が多い俳優さんですが…。
そうです。ふくよかな豊満系の女性は、けっこうハンサムでスリムで繊細な男性からモテるんですよ。安心感がある、やさしそう、あたたかい、母性を感じる、甘えたい、セクシー…など、ふくよか女性は男性から見て魅力的なんです。だから無理なダイエットなんて絶対にしないほうがいいです。もしふくよかでモテなかったら、それは体重のせいじゃないと思います。体重や体型を気にしすぎて「これ、食べるとまた太るしぃ…」とかデートでも暗いオーラを出してしまうのが問題なのです。せっかく天から与えられた「ふくよかさ」というステキな個性は生かさないともったいないですよ。

『ヘアスプレー』のテーマは、多様性のすばらしさ!ふくよかな母と娘がヒロインです。見ると「ダイエットなんてバカらしい!甘いクリームも好きなだけ食べよう!」とふくよかなボディにポジティブになりますよ!ふくよかでも、痩せていても、誰でもコンプレックスはありますが、みんなが自分を肯定できてハッピーになれるステキな映画です!

『ヘアスプレー』(アメリカ映画 2007年 117分)
監督:アダム・シャンクマン
出演:ジョン・トラボルタ ミシェル・ファイファー ニッキー・ブロンスキー クリストファー・ウォーケン クィーン・ラティファ ザック・エフロン他
この作品のコラムは…
ヘアスプレー1 ビックでふくよかなママが大変身!多様性を描くミュージカル!
ヘアスプレー2 テーマは深い。人種問題と多様性
ヘアスプレー3 ふくよかな女性はチャーミング!
美容室・理容室へ主役が行く映画6選
『ロ-マの休日』
『ヘアスプレー』
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『マグノリアの花たち』
『ベニスに死す』



